らんたん・そさえてpresents vol.2 上映企画
未踏の世界へ ─外国映画のいざない─

2025年5月30日(金)・31日(土)(2日間)

会場:アテネ・フランセ文化センター

港々に女あり

小さな逃亡者

オトン

上映企画と映画系zine発行の2本柱で活動するらんたん・そさえてが、1970年の設立以来各国の映画を上映し講演等をおこなってきたアテネ・フランセ文化センターと共催する第2回上映企画のテーマは「字幕と外国映画」。
映画字幕は映画と観客の間に横たわる透明な存在であり、広い世界と私たちの間に架けられた橋のひとつです。そして、映画字幕の世界は翻訳者たちと技術者たちによって受け継がれた文化でもあり、映画業界のはじっこで今日も小さく花咲いています。
今回は太田直子、寺尾次郎、山崎剛太郎が字幕翻訳を手がけたなかから、セリフと映画本篇の関係性が強調される欧米圏の5作品をセレクト。ハワード・ホークスのポピュラーな作品からストローブ=ユイレの挑戦的な作品まで並ぶ異色のラインナップとなりました。まずは映画を思いきりお楽しみください。そして帰途につきながら、字幕や翻訳によって提供される精神的・文化的豊かさについて考えてみていただけると幸いです。

上映作品の解説はこちら

■上映スケジュール
※チケットは1回目上映開始の30分前から、当日上映分を販売します。

5月30日(金)

15:00 『ヒズ・ガール・フライデー』(92分)字幕翻訳:太田直子
17:00 『港々に女あり』(64分)字幕翻訳:寺尾次郎
※途中プリント切り替えのため、数分お時間をいただきます。
18:30 『小さな逃亡者』(80分)字幕翻訳:寺尾次郎
20:00 レクチャー:「エンゲル=オーキンについて」
遠山純生(映画評論家)

5月31日(土)

13:00 『インディア・ソング』(120分)字幕翻訳:山崎剛太郎
15:30 『オトン』(88分)
字幕翻訳:山崎剛太郎 字幕監修:伊藤洋(フランス演劇研究者)
併映作品:『ある相続人』(22分)字幕翻訳:松崎広幸
※上映機材の切り替えのため、数分お時間をいただきます。
17:30 トークセッション:
松崎広幸(字幕翻訳者、『ある相続人』翻訳、最新作に『ミッキー17』など)

■zine発売について

映画系zine
りんどう 第2号『字幕→越境』


字幕翻訳者たちのエッセイや現場のレジェンドたちへのインタビューなど、内容盛りだくさん。
いろんな角度から字幕の今昔を学べます。

当日手売り価格:2000円(税込)
※zine販売時間:開場時〜上映終了30分後

◆寄稿者(敬称略)
菊地浩司/石田泰子/古田由紀子/伊原奈津子/岡田壯平/松岡葉子/島内哲朗/ドン・ブラウン/髙内朝子/横井和子/藤井美佳(以上、字幕翻訳者)/星野智幸(作家)

◆イラスト参加:根矢涼香(俳優・アーティスト)

●らんたん・そさえての字幕企画応援グッズ販売あり

>>>詳細はこちら


■当日券のみ/先着順
■各回入替制
■プリントの状態により、映像や音声が良好ではない場合がございます。

*当日は映画系zine「りんどう」第2号『字幕→越境』の発売もあわせて行います。

■料金

一般 1回券=1500円
学生/シニア 1回券=1200円
アテネ・フランセ文化センター会員
1回券 =1000円

1日鑑賞券=2000円

※初回は30分前開場&チケット販売開始/先着順
※2回目以降は10分前開場/整理券番号順入場
※レクチャー、トークセッションは本特集のチケットのご提示で入場自由

■お問い合わせ

lantern.societe▲gmail.com
※▲を@に変えてください。

■会場

アテネ・フランセ文化センター
東京都神田駿河台2-11
アテネ・フランセ4F
JR 御茶ノ水・水道橋駅より徒歩7分
03-3291-4339

■共催

アテネ・フランセ文化センター